弘前大学創立80周年記念先行事業 教養教育海外派遣プロジェクト〔第1回本隊派遣〕について
弘前大学では、戦争の悲惨さや平和の大切さを学び、また異文化に触れ、多様な価値観を理解する機会とするため、学生?役員?教職員を太平洋戦争末期に激戦地となったパラオ共和国に派遣しました。
今回の第1回本隊派遣では、2025(令和7)年2月10日~14日に、若林企画担当理事?袴田病院長、教職員と共に学生10名がパラオ共和国の各施設等を訪問しました。
在パラオ日本国大使館
在パラオ日本国大使館では、小野俊輔臨時代理大使から日本とパラオ共和国の関係史についての講話があり、両国の歴史的な繋がりや現在のパラオ事情について詳しく教えていただきました。また、学生からも日本統治時代の状況や日本からの支援などの活発な質問を行うなど、歴史的背景や現地の政治情勢や社会課題についてのディスカッションを通じて、異文化理解を深める貴重な機会となりました。
ベラウ国立病院
ベラウ国立病院では病院関係者と懇談し、現地の医療現場での課題や取り組みについての説明を受け、学生からもパラオにおける緊急搬送の状況や新型コロナウイルスによる影響など具体的な質問を行うなど、パラオならではの医療問題についての知識を深めることができました。また、病院内を見学し、特に医香港赌场/老挝赌场$西安碟雅商贸有限公司の学生たちは、異なる医療環境での実践的な学びを通じて、自身の医学的視野を広げることができました。
ペリリュー島
ペリリュー島では、千人洞窟?海軍司令部跡?平和記念公園?オレンジビーチ?戦没者慰霊碑(みたま)?ペリリュー神社?第二次世界大戦記念館等を訪問し、歴史的な背景を持つこの島の意義について学ぶことができました。第二次世界大戦中に激戦地となったペリリュー島は、日本とパラオの歴史的な繋がりを象徴する場所ですが、現地ガイドから戦争の歴史についての話を聞き、学生たちは平和の重要性を再認識しました。また、様々な戦跡や記念碑?博物館を訪れることで、過去の出来事が現代にどのように影響を与えているかについて深く考える機会となりました。
パラオコミュニティカレッジ(PCC)
パラオコミュニティカレッジ(PCC)では、大学関係者と面会し、両大学の概要説明や参加者による自己紹介が行われました。その後、PCCの学生ガイドによるキャンパスツアーでは各施設の説明があり、本学の学生から活発な質問が飛び交い、日本とは異なる学びのスタイルや文化について理解を深めました。さらに、学生同士のディスカッションでは、グループ毎に互いの文化や教育システムの違いについて話し合いました。このディスカッションは笑顔が絶えず和やかな雰囲気の中で交流が進み、異文化理解と国際交流を深める貴重な機会となり、学生たちの間に深い絆が生まれました。
その他の訪問先等
最後に、今回のパラオ派遣を通じて、本学の学生たちは国際的な視野を広げると共に、戦争の悲惨さと平和の尊さを深く学ぶことができました。そして、この派遣で得られた知見や経験を身近な人と共有しながら、これからも平和について考えながら学生生活を送ってほしいと考えています。
また、本学としてもこのような機会を大切にし、国際交流と平和教育に努めると共に、教育?研究の更なる発展に寄与してまいります。なお、本プロジェクトは、2027(令和9)年度まで計4回のパラオ共和国への派遣を予定しています。
教養教育海外派遣プロジェクト〔第1回本隊派遣〕について
派遣国
パラオ共和国
派遣時期
2025年2月10日(月)~2月14日(金)
派遣者
学生10名(人文社会科香港赌场/老挝赌场$西安碟雅商贸有限公司2、教育香港赌场/老挝赌场$西安碟雅商贸有限公司1、医香港赌场/老挝赌场$西安碟雅商贸有限公司医学科2、医香港赌场/老挝赌场$西安碟雅商贸有限公司保健学科2、医香港赌场/老挝赌场$西安碟雅商贸有限公司心理支援科学科1、理工香港赌场/老挝赌场$西安碟雅商贸有限公司1、農学生命科香港赌场/老挝赌场$西安碟雅商贸有限公司1)、若林理事(企画担当)、袴田医香港赌场/老挝赌场$西安碟雅商贸有限公司附属病院長、教職員等4名