弘前大学

令和7年度「トヨペット未来の青森県応援事業」奨学金採用者授与式を挙行

2025.10.10

弘前大学では、2025(令和7)年10月3日(金)に令和7年度弘前大学基金「トヨペット未来の青森県応援事業」奨学金採用者授与式を、弘前大学創立50周年記念会館岩木ホールにて行いました。

本事業は青森トヨペット株式会社様からのご寄附を原資として、地元青森県において活躍する人材育成を支援するために、平成29年度から奨学金給付事業を実施しており、今回で9度目の実施となりました。採用者には一人あたり25万円の奨学金が給付されます。

授与式では、福田学長から「今年度から青森県出身者以外も応募が可能になり、例年より多くの応募の中から皆さんが採用されました。選抜されなかった方の思いも胸に、自由に、かつ有効に奨学金を使ってほしい。この事業は青森トヨペット株式会社 代表取締役社長 大野様及び社員の皆様の賛同と理解のもと実現しています。皆様への感謝の気持ちを忘れずに、これからの学生生活及び卒業後の人生を歩んでほしい。そして、経済的な余裕ができた折には是非、自分と家族以外のためになるような行動を心がけてほしい。」と激励の言葉が送られました。

続いて、採用学生代表の謝辞では「家族の支えを受けながら学業に励んでまいりましたが、学生生活を送るうえで経済的な面での不安を感じることもありました。そのような中で今回のご支援をいただけることは、学びに専念するための大きな後押しとなるだけでなく、卒業後に青森県内で就職し、社会人としての基盤を築いていくうえでの大切な支えになると感じております。このご支援に深く感謝するとともに、いただいた機会を無駄にすることなく、社会へ還元することができるよう精進してまいります。」と感謝の気持ちが述べられました。

また、青森トヨペット株式会社 代表取締役社長 大野様から「青森県は少子高齢化で人材難。是非青森県で就職し、青森県の経済に寄与していただきたいという思いでこの奨学金を準備しています。限りある学生生活の時間の中で、皆さんはアルバイトをしなくてもよい自由な時間を貰ったと思って、学びの時間、友人と過ごす時間など、それぞれ有意義に使ってほしい。そして社会に出た後、青森県で長い時間をかけて労働という形で恩返しをしていってほしい。皆さんの活躍を心から祈念しています。」と温かいお言葉を頂きました。

授与式後に開催した懇談会で採用学生たちは、大野様、福田学長、岡﨑理事(教育担当)と将来の夢や社会人になるということなどについて様々な話をし、学び多い時間を過ごしました。

記念写真