本学では,3月26日,弘前大学創立50周年記念会館「岩木ホール」において,本学教育委員会の主催により,平成24年度弘前大学TA研修会を開催しました。
本研修会は,TAに従事した大学院生の経験を発表し合う機会を設け,課題を共有することで教育支援能力の向上を期待するとともに,望ましいTA制度のあり方について教職員も交えた議論の喚起を図ること,併せてこれからTAに従事することを予定している学生に対してこれらを考察してもらうことを目的に行いました。
参加者は,TAを経験した学生,次年度にTAを予定している学生,教員及び実施スタッフ合わせて約30名となりました。
はじめに,中根理事(教育担当)からTAの心構え等についての挨拶があり,第一部では21世紀教育センター副センター長の田中准教授の司会進行により,3名のTA経験学生から,業務内容や苦労したこと,学んだこと,成長したこと等の発表がありました。
引き続き,第二部では,次年度にTAを予定している学生4~5名にTAを経験した学生1名及びファシリテーターとして教育委員会委員1名を加え4グループでラウンドテーブルを行い,TAを経験したうえでうまくいったこと,困ったこと,これからTAを予定している後輩へ向けた助言などについて討議を行い,それぞれグループ発表を行いました。
ラウンドテーブルでは「TAは学生に間違った情報を与えないように発言に責任を持たなければならない」「学生が何に困っているのかを積極的に知ろうとすることが大事である」「授業を受ける学生の立場に立って行動する」など,TAに従事するうえでの留意点などが発表され,参加者は次年度からのTA従事に向け,決意を新たにしていた様子でした。